ビジネス英語の通訳練習に使える素材を紹介しています。(続き)

ところで、ビジネスの現場で通訳をしていると、英語のできるビジネスマン(正しくはパーソン)にしょっちゅう遭遇します。そして、いくつか共通点があるのに気がつきます。
こういう方々は、英語云々よりも、相手が何を言わんとしているのか、どうしたらきちんと伝わるのかをとらえるのが早くて上手いというか、わかってらっしゃいますね。こうなると、英語力というより、やはりグローバル・コミュニケーション力ともいうべき能力が高い人がビジネスではマル。
それから、はっきり言って、発音とか、文法上の細かいミスとかは、あまり重要ではない。極論を言うと。ビジネスマンはそんなちんけなところで勝負しちゃいけません。堂々と自分の意見を言える、交渉力がある、建設的な話ができる、そういうことの方が大事です。
端で見ていて結構刺激を受けますね。「おっ!この人デキルな!」ってね。

さて引き続き、素材の紹介、後半です。

3本目は、CNN English Express より CNNビジネス英語講座 

今でも続いているかわかりませんが、月刊のCNN English Expressに、こういうコーナーがありますね。スピードも表現もナチュラルです。短いし、全訳がついているので、これも非常に良い教材です。ビジネス関連の表現をインプットするのにも役に立ちます。私は1年に1冊しか買ってませんが、それでも日銀のゼロ金利政策、中国の工場閉鎖、繁盛するリサイクル店のレポートなど、大小さまざまなビジネストピックが登場するので、とにかく表現の幅を広げるのに役立ちます。リテンションはちょっときついですよ。やってみるとわかるけど。


そして最後の4本目は。ジャーン!って英語学習者なら皆さんご存じであろうと思われる、ベタな素材。CNN100万語 [聴破] CDシリーズ5 CNNビジネススペシャル (100万語聴破CD CNN編 5) 
 
実は他の練習と同じく、以前はやる順番を全く間違えていて、一番難しいこの教材からやってしまいました。少なくとも4年前の私にはこれは難しかったですね。ただ、内容は非常に面白いものが多かったです。リテンションどころか、当時はまずリスニングがきちんとできなくて、テキストが数色のマーカーで塗りたくられてましたね。スピードも速いし、当時の自分にはレベルが高かったんだと思います。それでもこれを先にやってしまった・・・。2,3巡したかな。当時は夢中だったしリスニング力をつける練習になりますし、挫折こそしませんでしたが、通訳の練習材料としては、やはりもっと簡単なものから先にやって、スラスラ訳せるようになっていった方がいいと思います。こういう難しいものをやると、勉強した感、自己満足感は残りますが、実際に通訳する力がつくかというと、特に初心者にはギモンです。逆に帰国子女や純バイリンガルの方には非常にとっつきやすい素材なんだと思います。インタビュー形式のものもありますから、答えが長い部分もあります。メモ取り逐次の練習にはいい素材ですね。


話が戻りますが、
海外駐在経験の年数が長くて現場でもまれているビジネスマンは、やはり英語が上手ですね。はっきり言って、私は何度か助けてもらったことがあります・・・(おいおいナルト大丈夫か?)(苦笑)。

ただ、どんなに英語ができても、仕事ができないと、これはバツ、です。特にグローバル企業においては。

仕事ができること。コミュニケーションがきちんととれること。交渉力があること。説得力があること。
しかもディベートで相手を打ちのめすのではなく、win-winの関係を構築できるように話を持っていける人、こういう人が重宝されます。だからアカデミックディベートのように、理論とエビデンスと早口のしゃべくりで「やったー、勝ったぜ!」って喜んでいられるのは学生のうちだけ。
ビジネスの現場に入ったら、そんな単純に物事は進みませんし、人もついてきません。

でもよく考えたら、これは日本人に限らず、どの国の人もそうですね。ネイティブだろうがノンネイティヴだろうが、誰かさんみたいに、自分のやり方を押し通してばかりで聞く耳持たず、他人には厳しいのに自分には甘い人なんて、部下から何て言われてるか、知らぬは当人ばかりなり、ですよ。

デキるビジネスパーソンは、英語ではなく、心と態度がマルなんです。
今日のひと言。デキるビジネスパーソンから、コミュニケーション力や交渉力を学ぼう!.


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