このところ洋書も読まず、ラジオ英会話も聴かず、少々鬱々として過ごしていた。
テレビの前でオリンピックをダラダラと視て、ごろごろとソファーに横になり、ウトウトとしたり、我ながら情けない。
うまくコントロールできない自分の体調に苛ついていた。


先週1ヶ月毎の診察に病院へ行ってきた。血液検査の結果、カビの反応があるとのことで薬を追加される。

「『β-D-グルカン』の値が高くなっていますね。ちょっと心配なので薬を処方しておきますね。」
「はぁ・・?」
「カビが体の中で増えているようです。」

血液検査の結果で薬が増えたり減ったりするのは何時ものこと、軽い気持ちで調剤薬局へ行く。
請求された薬代を聞いてのけぞった。何時もの金額より9、000円も多い!
「朝食後2カプセル飲んでください。」
4週間分3割負担で9,000円とは・・・この薬1カプセルが500円以上する?
毎朝1,000円、たった2カプセルの薬に費やしてしまうわけ?「牛●」の牛丼なら3杯食べられるよ!

家に帰ってすぐにnetでこの薬について調べてみる。「深在性真菌症」の薬とのこと。内臓のどこかで真菌(カビ)が増えているらしい。真菌は誰でも体の中に多少は存在するのだけれど、免疫力が落ちると日和見感染で増えてくるらしい。「日和見感染」という言葉に少々落ち込む。なんだ・・・ちっとも免疫力が回復していないじゃない。。


そんなこんなで何もする気が起きず1週間ボヤーッとテレビばかり見ていたが、昨日の女子フィギュアスケートの浅田真央ちゃんには驚かされた。というか、目を覚まされた。

渾身の力と揺るぎない信念で3アクセルジャンプを3回決めて、でも最後の部分でミスをしてしまったことが悔しいと号泣する。ジャンプの技術よりも見てくれを重視し、GEOという「見栄え点」を狙いリスクを避けたプログラムを組んでくる人が多い中、そしてそんな選手が勝ってしまう今の採点ルールにもかかわらず、自分が飛びたいと思ったリスクの高いトリプルアクセルに取り組み、そして見事に飛んだ。3回も!
常に過去の自分より進化した自分を追い求めている姿を見て感銘を受けないはずがない。採点ルールの曖昧さや競技相手の存在など超越した、「純粋さ」がある。日本中が一緒に泣いた真央ちゃんのひたむきさ。

スポーツを見て「感動をもらった!ありがとう!」はよく聞く言葉だけれど、好きなチームや国際大会で日本人が勝つともちろん嬉しいし、気分も高揚する。けれど私自身はスポーツを見ていて感銘を受けて涙が出てきたことは今まで一度もなかった。でも今回は泣いてしまいました。

失敗しても言い訳せず逃げずに挑戦し続け、自分自身の限界を超えようと常に努力している姿、すごいとしか言いようがない。

そんなこんなで、ボヤァッーとしている自分が恥ずかしくなり、また読書再開です。

今度はこれ。↓

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日本語版「大聖堂」は夫の大お勧め本。数ヶ月前から「読め、読め」とうるさい。でもペーパーバックはやたら分厚くて1,000ぺージ近く、文字も小さくぎっしり詰まっている。ためらっていたのだけれど・・・私だってチャレンジしなくっちゃ!


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